墨絵&日本画 梨水

日本画によるペットの肖像画と墨絵教室

墨絵/水墨画/日本画/ペットの肖像画/Ink painting/Japanese painting/新百合ヶ丘
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子どもの肖像画も面白い

身内の小学生の誕生日に、プレゼントと一緒に肖像画を描いて贈ることにしました。人物はあまり描いたことがなかったのですが、その理由は描きたいモデルがいなかったから。でも子どもの絵は描いてみると面白く、別の4きょうだいの絵も続けて描きました。
子どもは描き甲斐があります。動物たちと同じで無垢だからなのだと思います。この4きょうだいの絵は1月に開かれる教室展に出そうと思っています。終わったらまとめてプレゼントだな。

写真よりその子らしく

目に命を吹き込む

ペットの肖像画を描き始めたのはコロナ禍が始まった2020年のこと。以来、随分たくさんのワンちゃん、ネコちゃんを描かせていただきました。私は昔から似顔絵も得意で、とにかくそっくりに描くことが上手いのです。これは人間も動物も同じ。なのでどんなワンちゃん・ネコちゃんでも姿形をそっくりに描くことができるのですが、その中で一番大切にしているのはやはり「まなざし」なのです。「ああ、うちの子だ」と感じていただけるかどうか。「うちの子に見つめられている」と感じていただけるかどうか。そこにかかっていると思います。

私の絵はカラフルで、本物と違う自由な色使いで描きます。黒い犬をただ黒く、白い猫をただ白く描くのでは面白くないと思うのです。アートなのだから、そこは自由に表現したい。でもどんな色を使っていても、モデルの動物の存在は常に感じていて、その子とお話ししながら描く感じです。どんどん描き進めていって、最後に目に命を吹き込むと、絵の中の子が動き出すような感じがします。いよいよ完成間近です。目を入れた後、全体の仕上げをしていると、ある時点で思わず「可愛い!」と声が出ます。それが完成のサインです。こうして、写真よりその子らしい肖像画が出来上がるのです。


個展が無事に終わりました

初めての日本画の展覧会が終わりました。たくさんの方に作品を観ていただけて嬉しかった。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。

今回の展覧会は美術系ポータルサイトの日本橋Art.jp様と銀座ギャラリーあづま様の協賛で開催させていただきました。銀座のど真ん中で、しかもこんな素敵なギャラリーで初個展を開催できたこと、本当にありがたかったと感謝しています。一見さんもふらっと入って来るので、より多くの方に見ていただけました。

日本橋Art.jp様に「個展をしませんか」と声をかけていただいたのは7月のことでした。「いつですか?」と聞いたら9月だといいます。私は昨年のコロナ禍で、あり余るおうち時間に絵ばかり描いていました。しかも描くとすぐに額装して飾りたくなるので、相当数の作品が額装された状態で手元にあったのです。それこそ、いつでも個展ができるくらいの量。それで、迷わずオファーをお受けすることにしました。実際、個展が決まってから新しく描いたものは2点だけで、あとは描きためていたものでした。まるでこの時期に個展を開くことがわかっていたようなタイミングだったのです。

色々な幸運が重なって開催できた今回の個展。来年は友だちと2人展を開く予定です。アートがどんどん広がっていけばいいなぁ。

個展の様子は、こちらからVRでご覧いただけます。
■ギャラリー1階スペース
https://my.matterport.com/show/?m=EzYKKPShvCy
■2階スペース
https://my.matterport.com/show/?m=bRJdkYxzevM


展覧会まであと数日

9月27日(月)から銀座ギャラリーあづまで初めての個展が開催されます。展覧会は何十回も経験していますが、個展は初めてです。出展する作品は日本画20点と、私の原点である墨絵3点を合わせた23点。気の早い私はとっくの昔に梱包を終えていたのですが、その段ボール4個プラスαの荷物をようやく送り出しました。

今回の作品は、殆どが去年からのコロナ禍に生まれたものたちです。あり余る時間の中、好きな動物たちを無心に描いていたら、いつの間にか個展ができるほど溜まっていたという感じです。絵を描くうちに、自然発生的にペットの肖像画の仕事も生まれました。これらはすべてコロナの副産物という気がしています。

新しい時代に生まれた新しいアート。自分の絵がずらりと並ぶところを早く見たい。きっと気持ちいいだろうなぁ。

ついに銀座で個展



2020年に始まった世界的パンデミックの中、最初の緊急事態宣言以来、家で過ごす時間の殆どを絵を描いて過ごしていたらいつの間にかたくさんの作品ができました。折しも 日本の絵画美術工芸品を紹介するポータルサイト「日本橋Art.jp」様にお誘いいただき、日本画を中心とした初個展を開催する運びとなりました。困難な状況ではありますが、ご高覧いただければ幸いです。

ペットの肖像画はじめました。

ルーナの肖像

私はアートが大好きなので、いつでも壁に絵を飾っています。自分が描いていることもありますが、今リビングには10点の絵が掛けてあります。素敵だと思った絵を買うこともあります。寝室も廊下にもトイレにも、もちろん玄関にも絵があります。 海外に行くと、どこの家にもたくさんのアートが飾ってあることに気づきます。アートがとても身近なのです。でも日本では、残念ながら肉筆の絵画を飾っているお宅は少ないという印象。

私は、日本でももっとアートを身近に飾って楽しんでほしいと思っています。名画の複製ではなく、名もない画家の描いた肉筆の絵を飾ってほしいと思うのです。肉筆にはエネルギーがあるからです。もし1点絵を飾るとしたら、大事なペットの絵が良いと思いませんか? 日本画のページにある動物たちの絵は、すべて預かった写真を基にして描いています。ぜひあなたの大事なわんちゃんや猫ちゃんの肖像画を描かせてください。ただそっくりというのではなく、ユニークなアートに昇華させてお届けします。お問い合わせはHP内のお問い合わせのページから。

ネコの愚連隊

日本画の最新作は「ネコの愚連隊」。
アレックスシリーズに続き前回ネコを描いてみて、
やはりネコは絵になると思いました。
何しろ体がしなやかで、色んなポーズをとるところが面白い。
あのクニャッとした感じがいいですね。
1匹描いたらもっとたくさん描きたくなり、
今回の愚連隊になりました。
次回は猛獣。

次のモチーフはネコ

日本画のレッスンは2週間に1度あるので、自然と作品が増えてきます。アレックス3連作の次はネコを描き始めました。周りにネコ好きが多く年中話題が出るので、私もつられてネコが描きたくなったのです。そもそもネコは、柔らかい身体やしどけないポーズが絵になります。岩絵具になれてきたので、仕上げるスピードも速くなりました。この絵は3回で描き終わりました。ネコを描く面白さにハマった私は、次作もネコに決めました。今度は複数のネコを描く予定。

日本画もまた楽しい

2018年の夏から日本画を描いています。長い間モノクロームの世界にいたので色をやりたくなったのです。日本画は墨絵と違いいくつもの工程があり、それも新鮮です。まずデッサンをし、下絵をトレーシングペーパーに写し、それをカーボンで鳥の子紙に移し、骨描きをし、隈取をし、ようやく絵具に入るのです。

日本画を描くときの私はまるで別人のようです。墨絵のときとは全然違うアイデアが浮かんできて、明るいポップな色ばかりを選んでしまいます。色をたくさん使って以前飼っていた愛犬の絵をシリーズで描きました。作品名はズバリAlex No.1, No.2, No.3。

動物を描くのは楽しい。今はネコを描き始めていますが、当分は動物の絵を描いてしまいそうです。

模写は勉強になる Copying is useful for study

inukuiwashi

書の基本は臨書です。つまり、空海や王羲之のような名筆をお手本にして練習することで基本を身に付けるのです。そういったお手本はいくらでもあって、半紙で練習しても練習しても終わりはありません。そうしているうちに、自分のスタイルを見つけて作品が書けるようになるのです。

墨絵も、同じような方法で基本を学ぶことはありますが、私はそういうやり方をしたことがありませんでした。ところが、最近になって模写をしてみたら、墨絵でも書の臨書同様、色々な発見があることに気付きました。画像は、私の大先生である内山雨海先生の「サルクイワシ」を模写したものです。模写をしてみると、先生がどこから描き始めたのか、どういう意図を持っていたのかがよくわかります。同時に、自分のタッチや個性がよくわかるのです。これは面白い発見でした。

こういう勉強の仕方も必要だな。たまには私の生徒さんたちにも臨画(模写)をしてもらってもよいかもしれません。偉大な先人の作品には身に付けたい技術が詰まっています。

The Basic of calligraphy is Rinsho, which is to say that we learn the basics from copying  the examples of great masters such as Kukai and Wang Xizhi. There are so many examples and we do not end no mutter how we practice on the rice paper. In the meantime, we can find our own style and create art works.

There is the same way with sumi-e. I had never studied with this way, but a little while ago, I copied a work of Ukai Uchiyama, the great master of sumi-e, then I found many useful things from it. The photo is the one I copied ‘Sarukuiwashi’ of Ukai Uchiyama. While I copying, I noticed from where he had started to draw and how he had drawn it. At the same time, I found my individuality. It was interesting.

I discoverd that this way is also needed to progress. I think it is necessary for my students to do it sometimes. There are a lot of useful techniques in the works of great artists.